グラブ社、現代自動車と共同で電気自動車導入推進

シンガポールに拠点を置く配車アプリ運営企業・グラブ社は、現代自動車株式会社と共同で、電気自動車の東南アジアにおける普及拡大に向けた計画を発表しました。

今年後半のシンガポールでの開始を皮切りに、インドネシア、ベトナムなどに順次拡大していく予定です。

両社は、グラブのドライバーや配送パートナーが電気自動車を利用しやすくするために、「バッテリー・アズ・ア・サービス」モデルの自動車のリースプログラムなどの試験運用を検討しています。

両社は共同声明において、これらの取組は、コストの削減などによって電気自動車の参入障壁を下げることを目的としていると述べました。この提携には、現代自動車の関連会社である起亜自動車も含まれます。

電気自動車は、なぜこれまで普及しなかったのか?コストや充電場所の不足が原因

グラブ社が2020年に実施したドライバーを対象とした調査によると、コストや充電場所の不足、充電時間の長さなどが、ドライバーが電気自動車の導入を躊躇する主な要因です。

同社は、現代自動車との提携により、これらの問題を解決するために、電気自動車のリースや、電気自動車への融資などの新しいサービスを試験的に提供することを目指しています。

また、電気自動車の普及を阻む要因について、より深い洞察を得るための研究計画も進められているところです。グラブは、研究成果が得られれば、政府や他の業界が、配車サービスや配送ドライバーの業務を効率化するための政策や実践方法を確立するために活用されるだろうと述べています。

グラブ社と現代自動車、東南アジアにおける電気自動車普及に向けて着実に前進

両社は、東南アジアでの電気自動車の導入を促進するための計画案を共同で作成し、先駆けとしてプログラムを今年末にシンガポールで開始、その後、インドネシアとベトナムに拡大していく予定です。

両社はこれまでも、2019年にシンガポールで現代自動車の電気自動車「Kona」200台をグラブのリース用車両として配備するなど、地域レベルでの電気自動車の普及のために取り組んできました。

そして現在は、以上の取組に加え、2025年までに地域交通網の20%を電気自動車にするというインドネシア政府の目標を支援するために計画案を現地の政策と照合しているところです。

参考記事:
Grab looks to drive electric vehicle adoption with Hyundai Motor | ZDNet

この記事をSNSでシェア