アクセンチュア、マイクロソフト、アバナードが、気候変動・ESGソリューションを共同開発

bannar

アクセンチュア、マイクロソフト、アバナードの3社は、企業がサステナビリティの課題に取り組むための支援を目的とした、新しいパートナーシップを開始すると発表しました。このパートナーシップでは、データやAIなどを活用して、気候変動がもたらす業界固有の課題に対応するソフトウェア製品を構築していきます。

3社はまず、企業のネットゼロへの移行を加速させるソリューションの提供に注力しています。そしてその後、より広範なESG(環境、社会、ガバナンス)の課題に焦点を当てる予定です。

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4つの分野で新たな共同サービスを開発

このパートナーシップは、企業がCO2排出量を削減し、再生可能エネルギーへの移行を促進することを目指しています。将来的には、水、食料、原材料などの有限資源の無駄をなくすための革新的なソリューションの共同開発、およびアドバイザリーサービスの提供に投資する予定です。アクセンチュアのサステナビリティサービス、アバナードのデジタル経験、マイクロソフトのクラウド、そして各社のデータおよび人工知能の能力を活用することで、これを実現していきます。

具体的には、以下の4つの分野で新たな共同サービスを開発する予定です。

  • デジタルマニュファクチャリング
    デジタルマニュファクチャリングとは、製造工程にデジタル技術を取り入れることを指します。製造業におけるデジタル基盤を拡張するため、資産の活用を最適化し、循環型ビジネスモデルの展開を支援します。
  • 再生可能エネルギー
    ビジネスモデルの変革を支援することで、再生可能エネルギーへの移行を促進します。
  • エネルギー効率
    エネルギー効率の高いインフラを企業に提供し、仕事量の柔軟性を向上させます。
  • ESG分析
    環境への影響を測定・報告することは、気候変動と闘うために重要です。しかし、ESGの報告は近年、規制の圧力が高まっています。このパートナーシップでは、企業がESGの測定・報告をおこなうことを可能にするための、サプライチェーン排出量に関するデータを組織に提供します。

アクセンチュアのCEOであるジュリー・スウィート氏は、次のように述べています。
「マイクロソフトおよびアバナードとのパートナーシップでは、企業がテクノロジーとサステナビリティの観点から新しい価値を見出し、業績と競争力を強化するでしょう。また、脱炭素化目標とネットゼロへの移行を加速させます」

今回の提携は、マイクロソフトとアクセンチュアのそれぞれが、近年、企業に対するサステナビリティ関連サービスの提供に一層注力していることを受けたものです。また、両社はグリーンソフトウェア財団の立ち上げにおいても協力しています。

参考記事:
>>https://www.technologyrecord.com/Article/accenture-microsoft-and-avanade-help-firms-tackle-sustainability-challenges-131124
>>https://news.microsoft.com/2022/06/02/accenture-microsoft-and-avanade-expand-partnership-to-help-organizations-tackle-their-greatest-sustainability-challenges/

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