J.P.モルガン森林管理会社買収、林業部門での投資開始

bannar

J.P.モルガン・アセット・マネジメントは、低炭素社会への移行と気候・環境保全・生物多様性に関連した投資機会の提供のために、森林管理および林業投資を行う企業であるキャンベル・グローバル社を買収しました。 

目次

世界的に影響力を持つキャンベル・グローバル、J.P.モルガンと手を組みさらなる躍進へ

キャンベル・グローバル社は、オレゴン州ポートランドを拠点とした、世界的に影響力を持つ木材資源投資及び天然資源管理の企業です。30年以上の経験と53億ドルの運用資産を有し、150人以上の従業員とともに世界各地で170万エーカー以上の土地を管理しています。

今回の買収に当たっても、従業員は全員維持され、本社は引き続きポートランドに置かれます。
J.P.モルガンは、キャンベル・グローバル社と手を組むことで、米国の15州、ニュージーランド、オーストラリア、チリなど、世界中の森林の重要な支援者となるのです。
J.P.モルガン・アセット・マネジメントの最高経営責任者であるジョージ・ガッチは、「今回の買収は、当社のオルタナティブ投資を拡大するものであり、持続可能性を意味のある形で当社のビジネスに統合していきたいという当社の意欲を示すものだ。」と述べています。 機関投資家や富裕層に代わって森林に投資することで、資産管理に関する当社の専門知識を森林に適用することができるとのことです。

また、キャンベル・グローバルの最高経営責任者であるジョン・ギルランドは、以下のように述べています。
「当社は、35年前に初めて林業への投資を行って以来、5億3,600万本以上の木を植え、持続可能な林業のリーダーとしての地位を確立してきました。J.P.モルガンと共にこれらの取り組みを継続できることを楽しみにしています。 重要なことは、今回の買収により、キャンベル・グローバル社は、既存の世界トップクラスの顧客に最高水準のサービスを提供することができるようになるということです。」

林業投資によって、持続可能な社会に向けて前進を

この投資商品は、J.P.モルガンの総資産1,680億ドルのグローバル・オルタナティブ・フランチャイズに属します。

J.P.モルガンは、実物資産への投資のエキスパートであり、不動産、インフラ、交通、プライベート・エクイティ・ファンド、プライベート・デット、ヘッジファンドの分野でリーダーシップを発揮しています。 キャンベル・グローバルは、このポートフォリオに加わることで持続可能な社会に向けた目標をサポートするのです。

この取引は、第3四半期中に完了する予定です。 J.P.モルガンは、この買収が林業投資に新たな機会をもたらすことを期待しています。

参考記事:PR Newswire | Latin Biz Today (latinbusinesstoday.com)

この記事をSNSでシェア
目次
閉じる