テトラパック社、第22回年次サステナビリティレポートを発表

bannar

テトラパック社は、気候変動に関する目標を上回り、環境の透明性と行動においてCDPから5年連続でリーダーとして認められました。今回発表したサステナビリティレポートでは、2020年の事業活動におけるサステナビリティのさまざまな側面での進捗状況を示し、将来の目標を明らかにしています。

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誰もが手に入れられる安全で持続可能な食品を

テトラパック社の社長兼CEOであるアドルフォ・オリベ氏は、以下のように述べています。

「当社のサステナビリティ・レポートでは、世界で生産される食品、共に働く人々、そして私たちが暮らす地球を守るために、サステナビリティに対する包括的で総合的なアプローチが必要であることを強調しています。そのために私たちは、二酸化炭素排出量の削減、リサイクルの促進、生物多様性の保護、そして世界中の人々が手に入れられるような安全で栄養価の高い食品の普及に力を注いできました。」

さらにオライブは、昨年度、将来の目標に向けても大きな進展があったと付け加えています。将来の目標とは、2050年までにバリューチェーン全体でネットゼロを達成し、責任を持って調達された再生可能な素材やリサイクル素材のみを使用し、完全にリサイクル可能でカーボンニュートラルな、世界で最も持続可能な食品パッケージを提供するというものです。

テトラパック社の成果とは?

上述の目標達成に向けた取組の、主な成果は以下のとおりです。

  • COVID-19危機の際の、お客様やサプライヤーへの安全な食品供給の継続支援
  • パンデミック下で、45カ国の6,400万人の子どもたちが学校でテトラパックのミルクやその他の栄養価の高い飲料を受け取れるように協力
  • アルバニアやセネガルなどで、現地生産を促進するデイリーハブの取り組みを拡大し、39,806人の酪農家を支援
  • CDPによる環境の透明性と行動に関する評価で、5年連続でリーダーに選出される
  • 4カ国で試験的に実施した「働きがいのある会社」認証を取得(うち2カ国で「トップ企業」を獲得)
  • グローバルダイバーシティ専門委員会を拡大するとともに、4つの地域にも同様のパネルを設置し、参加する社員数を2019年の15人から65人に増やした
  • 世界初の、飲料の低エネルギー処理ラインを立ち上げた
  • バリューチェーン全体で経済成長と気候変動の影響を切り離すことが可能であることを実証し、2020年の気候変動目標を上回った。これは、テトラパック社が、2010年から2020年にかけて、自社の事業におけるGHGの70%の削減や、全体の温室効果ガス(GHG)排出量の2010年比で19%の削減を達成したことを意味する(スコープ1および2)
  • 2050年までにバリューチェーン全体でネット・ゼロ・エミッションを達成することを発表し、2030年の中間目標として自社事業でのネット・ゼロ・エミッションを掲げた
  • 世界中の市場でリサイクルに関する幅広い活動を主導・実施し、世界で490億個の紙パッケージをリサイクルした

テトラパックは現在、完全に再生可能な無菌包装製品の2023年の発売や、ヨーロッパでの2025年に向けた70%のリサイクル率の達成など、さらに野心的な公約を発表しています。

参考記事:Tetra Pak Releases Its 22nd Annual Sustainability Report – Covering the Printing Inks, Coatings and Allied Industries – Ink World (inkworldmagazine.com)

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