Dole社、持続可能な食品提供を目指して新たなプロジェクト発表

bannar

Dole Sunshine Companyは、今年8月新たな報告書「Sunshine for All Progress」 を発表しました。同報告書では、食品廃棄物や包装に使われるプラスチックを減らし持続可能な開発へとシフトすることで、商品の価値を高めることを目指しています。

The Dole Sunshine Companyの食品・飲料グループ社長であるPier Luigi Sigismondi氏は、「変化は自らの行動に責任を持つことから始まり、最初の一歩が最も難しい。私たちには、より良い明日を築く可能性があると信じており、1年目にしてその成果を実感しました。前向きに考えれば、人々のより良い栄養摂取への貢献、無駄の削減、カーボンニュートラルの達成によって、すべてのステークホルダーに共通の価値を提供し繁栄を実現することができます。」と述べています。

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具体的な取組は?パッケージの刷新や果物のロス減らす

Doleの製品は高品質なパッケージに依存しているため、地球を保護するための革新的なソリューションが必要です。Doleは、2022年に化石燃料を使用したプラスチックをパウチやフルーツボウルのパッケージから取り除き、紙やパルプを使用した持続可能な代替品や、ポリ乳酸を使用した新鮮な果物用のシールを使用することを目指しています。また、韓国のDole社では、バナナに紙製のストラップを導入しました。

果物のロスを極力減らし、温室効果ガス排出量をゼロにするという目標を達成するために、Dole社はイノベーションと投資を加速させています。2019年以降、全世界の事業で温室効果ガス排出量が12%減少し、2020年に使用されたエネルギーの34%は再生可能資源から生成されています。また、いわゆる「醜い」果物をリサイクルする方法を評価することで、2021年の果物のロスの約80%が再利用可能となりました。2025年には100%を達成する予定です。

環境負荷の低減に留まらず、消費者の健康にも配慮することで持続可能な食品の提供を目指します。食品・飲料製品のポートフォリオ全体で、加工された砂糖を排除し、代わりに天然成分を使用する計画です。現在、リフォーミュレーションとイノベーションを活用して、ブランドの製品ポートフォリオの47%が加工糖ゼロとなっています。

パートナーとの結託が必要不可欠

社員、お客様、株主、そして地球というすべての人に共通の価値を生み出すためには、社員だけでなくステークホルダーとの協力が必要です。

Dole社は最近、グローバルESGパートナーシップを発表しました。これは、再生可能エネルギーサービスプロバイダーの独自の提携プラットフォームです。このプラットフォームは、Dole社の2030年までにすべての加工施設で使用するエネルギーを100%再生可能エネルギーに置き換えるという目標の達成を助けます。また、同社は国際NGOであるSolidaridadと提携し、農家の人々が土地を守りながらより多くの作物を育て、より多くの収入を得るために必要なスキルを教えることで、彼らの生活と幸福にさらに貢献しています。

さらに今年初め、ドールはさらなる戦略的パートナーシップと投資を支援するために「Sunshine for All 基金」を立ち上げました。年間200万米ドルのこの基金は、イノベーター、新興企業、先進的なパートナーと協力して、会社の目標達成に貢献します。 
参考記事:manhattanweek.com ZAMBIAN MANHATTANWEEK

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