ギリシャのセメント会社、パリ協定の目標達成に王手

Science Based Targets initiative(SBTi)が、ギリシアのセメント会社タイタンセメントグループのCO₂削減目標を検証。同社の目標は、パリ協定の合意内容である、気温上昇を2℃よりも低く抑えるために必要な削減量を達成していることが分かりました。

この結果によって、タイタンセメントグループは、パリ協定の目標達成に必要なレベルCO₂を削減した世界初のセメント会社となりました。

パリ協定について詳しく知りたい方は、こちらのリンクを参照してください。

>>パリ協定とは?脱炭素社会の実現に向けた目標と京都議定書との違い

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SBTiの検証により効果が立証された取組とは?

SBTiは、カーボン・ディスクロージャー・プロジェクト(CDP)、国連グローバル・コンパクト、世界資源研究所(WRI)、世界自然保護基金(WWF)のパートナーシップによるもので、企業のCO2削減事業を独自に評価・検証しています。今回の検証は、持続可能性と気候変動の最も深刻な影響を防ぐための行動に対するグループのコミットメントを明確にするものです。

SBTiは、タイタン社の以下の取組を検証しました。

  1. スコープ1(燃料燃焼による直接排出)の温室効果ガス排出量を、セメント系製品1トンあたり、2020年を基準として2030年までに20.7%削減する目標。これは、タイタン社が年初に発表した、1990年を基準として2030年までに排出量を35%削減するという目標と一致しています。
  2. スコープ2(電気・蒸気の使用による間接排出)の温室効果ガス排出量を、同じ期間内にセメント系製品1トンあたり42.4%削減する目標。これは、タイタン社の2020年を基準年として2030年までに45%削減するという目標と一致しています。

さらに、Titanは、事業や製品のCO₂排出量を削減し、2050年までにカーボンニュートラルなセメントを社会に提供することを約束するとともに、スコープ3(事業活動による間接排出)の排出量を監視し、独自に検証していきます。

低炭素セメント開発により、温室効果ガス削減を

タイタン社は、代替燃料の使用、エネルギー効率の向上、低炭素製品の開発、革新的な技術やソリューションの採用などにより、温室効果ガス排出量の削減を目指しています。今後も。低炭素セメント製品の開発を継続し、工場で炭素回収技術を試験的に導入することで、カーボンニュートラルな未来という業界の目標に積極的に貢献していく計画です。

参考記事:Science Based Targets initiative (SBTi) validates Titan Cement Group’s CO₂ reduction targets | Aggregates Business (aggbusiness.com)

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