NET ZERO NOW公開の背景:ネットゼロへの取り組み削減、オフセットの活用

みなさん、こんにちは。株式会社ecologicaの代表を勤めている伊集院です。

今回は、ネットゼロへの取り組みや「削減+オフセット」を取り組んでいくことの必要性について、お話しさせていただければと思います。

2050年までに「ネットゼロ」が目標に掲げられる世の中で、ネットゼロを実現することの難しさは何か? そのためには何が必要なのか? などを含めてお伝えします。

前回のコラム記事はこちら
>>NET ZERO NOW公開の背景:COPに参加して痛感した「このままだと日本がまずい」|NETZERONOW

ネットゼロへの挑戦

前回のコラムの続きになりますが、ecologica自体をネットゼロにしていく取り組みを行っていきました。具体的には、自社の測定に入り、削減努力とオフセットを行っていくというプロセスです。
そうすると嬉しいことに、ソニーに次いで日本では2社目の企業として、国連からClimate Neutral Nowという認証をいただき、国連からネットゼロの会社であることのお墨付きをいただきました。

ecologicaが国連から認められることができたなら、日本のさまざまな企業を同様に導くことができる。それが、私が民間で貢献する分野だと気づけました。日本の他企業もネットゼロにしていくためには、私が何をマクロ経済で感じたのか、世界や日本がどのように動いていくのかを発信していくことが大切だと感じています。それがまさに、今見ていただいているメディア『NETZERONOW』で私が発信している理由になっているんです。

目次

再生エネルギー変換は難しい?

しかし、いきなりネットゼロに向かっていくのは難しいという現状もあります。例えば、再生可能エネルギーの1つである太陽光発電に焦点を当てて述べていきます。

太陽光発電が声高に叫ばれた時期が実際にありました。日本では特に、2012年~2018年まで太陽光発電ブームが起こり、2014年には世界の中で第2位の導入割合を誇ったほどです。このブームは記憶に残っている方も少なくないでしょう。
日本は原発事故が起きたことで、再生エネルギーを一気に導入しなければいけなくなり、固定買い取り制度(fit制度が導入される)やグリーン投資減税(税金の補助)などが導入された影響で、物凄く太陽光発電のバブルが起こりました。

しかし、驚くべきことにそれなのにも関わらず、再生可能エネルギーの達成度は日本の電力の8%ほどしか達成しなかったんです。正直「まだまだ」な数値です。
再生エネルギーで日本の供給が5割いくなんて、全く想像すらできないのが正直なところです。
それでは、仕方がないと言い切れるのか?そういう訳ではなく、何ができるのかを考えていかなければならないと私は思います。

ネットゼロの難易度

上記の太陽光発電の話しでも分かったように、ネットゼロを実際に達成することが如何に難しいかが想像できたと思います。

しかし、政府の動きは民間と乖離していることも多く感じます。例えば、政府により「2050年までにはネットゼロ」「2030年までに45%電力を削減する」という目標を掲げたのは記憶に新しいと思います。しかし、2030年までに46%の温室効果ガスを削減することが実際どういった意味なのかというと、生活レベルが1961年に戻ることと同意なんです。

言うは易しですが、実際に行動に移していくことがいかに難易度が高いかは想像に難くないのです。

reduce + offsetが大事

その上で、「削減+オフセット」というキーワードが重要であるということをお話ししたいと思います。
つまり、ネットゼロ=削減というものではなくて、ネットゼロ=削減+オフセットでないと、達成することは難しいということです。特に排出量を0にすることは不可能に近いです。排出量0を目指すというよりも、諦めたほうが早いと思います。

しかし削減努力は、必要ですし、もちろん非常に重要です。一方で、例えば「部屋で暑い中、冷房をつけずにうちわを仰ぐ」「冬で寒い中、暖房をつけずに厚着をする」「電車を利用せずに歩け」こんなことが実際にできるかと尋ねられると多くの人にとっては難しいこともあるのではないでしょうか。。
これからの世の中は、削減だけではなくオフセットも同様に行っていくことが重要です。

日本の企業はどうすれば「削減」できるのか?そのことで頭が一杯になっている状況です。どう減らすのかだけを考えても一生0には向かわない。そうなのであれば、まず一度オフセットを活用してZEROにして、そこから削減努力をしていくことが合理的であると考えています。

ただ間違えてほしくないのは、Reduce削減の方がOffsetよりも優先順位が高いと言うこと!Reduceの方がリスペクトされるべきこと。事実として、ReduceだけではZEROは不可能なのです。

詳しいreduce+offsetについては弊社が運営しているYoutubeでご確認ください。
Youtube:https://www.youtube.com/watch?v=Cq5qr2o5qby

次回は、日本人に焦点をあて、この削減+オフセットを実現し、さらにはecologicaを手段にして日本から世界をリードしていけるということについてお話ししたいと思います。

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