エンビバ社、ワールド・ファイナンス・サステナビリティ・アワードで「最も持続可能なバイオマス企業」を受賞

bannar

木質バイオマスエネルギーを専門とするアメリカのエンビバ社は、2021年ワールド・ファイナンス・サステナビリティ・アワードで、「最も持続可能なバイオマス企業」を受賞しました。

木質バイオマスとは、今日利用可能な唯一の再生可能で信頼性が高く、分散可能で費用対効果の高い低炭素エネルギー源です。持続可能な方法で調達された木質ペレットは、石炭の代替として利用した場合には85%以上、天然ガスと比較した場合には70%以上、温室効果ガスの排出量を削減します。

エンビバ社は、この重要なエネルギー源である木質バイオマスを大規模に供給する実績とノウハウを持つ数少ない企業の一つです。
ワールド・ファイナンスの特別プロジェクト責任者であるモニカ・ヴォイジックは次のようにコメントしています。「エンビバ社は、2030年に向けた野心的な温室効果ガス(GHG)排出量ネットゼロの目標、再生循環型バイオエコノミーの支援、エンビバ森林保全基金(EFCF)への支援・投資、さらにパンデミック時の弾力的な事業運営などで、競合他社よりも際立っています。」

目次

木材調達の方法を工夫して他社との差別化

エンビバ社の他社との差別化要因は、責任を持って木材を調達するという点にあります。バイオエネルギーによって、生息地の破壊、生物多様性へのダメージ、水質への悪影響などをもたらしてはなりません。

例えばエンビバ社は、原生林や保護林から繊維を調達せず、間伐材、枝葉、製材残材などの価値の低い森林原料から木質ペレットを製造しています。同社のTrack & Trace®技術は、すべての木材がどこで調達されたかを正確に報告した追跡可能なシステムで、定期的に更新され、エンビバ社のウェブサイトで公開されています。

2030年までに炭素排出量を正味ゼロへ

エンビバ社のサステナビリティへの取り組みはそれだけではありません。2021年2月、エンビバ社は、2030年までにカーボンニュートラルの実現を目指す計画を発表しました。
カーボンニュートラルとは、温室効果ガスの排出量を実質的にゼロにすることをいいます。

エンビバ社の会長兼CEOであるジョン・ケプラーは、「サステナビリティは当社の価値提案の中核です。石炭を代替し、より多くの木を育て、気候変動と戦うというミッションにおいて、誠実かつ透明性を持って行動するという当社のコミットメントをワールド・ファイナンスが評価してくれたことを、エンビバ社を代表して大変誇りに思います。」と述べています。

また、彼は今回の受賞に関して以下のように述べています。「エネルギー転換の重要な担い手として、当社の事業と当社が生産する再生可能燃料は、持続可能な森林管理と森林の成長を促進し、農村地域に高収入の雇用を創出し、世界最大のエネルギー生産者が今世紀半ばまでに炭素排出量をゼロにするという約束を果たすべく、その排出量を大幅に削減することを支援します。私たちの多大でポジティブなインパクトを認めてくださったワールド・ファイナンスに改めて感謝したいと思います。」

参考記事:https://www.prnewswire.com/news-releases/world-finance-crowns-enviva-the-most-sustainable-biomass-company-in-its-2021-sustainability-awards-301342360.html

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