2023年、世界初ネットゼロでの大西洋横断飛行に挑戦

bannar

イギリス政府は2022年5月14日、2023年に世界初となるネットゼロでの大西洋横断飛行を実施すると公約しました。また、この先駆的な試験飛行には最大100万ポンド(約1億5000万円)の資金を援助することも決定しています。

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持続可能な航空燃料(SAF)を100%使用

世界初となるこのフライトでは、持続可能な航空燃料(SAF)を100%使用しています。SAFとは、使用済み食用油や家庭ごみなどから作られた燃料のことで、従来の化石燃料と比較して温室効果ガス排出量を70%以上削減することが可能です。

グラント・シャップス運輸大臣は、航空会社の幹部たちと会談し、大西洋路線やその他多くのフライトで低炭素燃料のみを用いるよう移行していくことを国際セクターに呼びかけました。

この飛行計画は、航空業界とイギリス政府のパートナーシップであるJet Zero Councilから生まれたもので、航空からの排出ガス削減に関する新技術と革新的な方法の提供を目的としています。

SAFには課題も

しかし、SAFの利用は進んでいるとは言えません。2019年、世界全体で使用されているすべてのジェット燃料のうち、SAFの占める割合はわずか0.1%のみでした。SAFは従来の燃料と比べて2倍以上の費用がかかるため、利用の拡大には時間がかかると予想されます。

今回の発表は、航空機からの温室効果ガス排出量を正味ゼロにする計画の重要な一端を担うものです。温室効果ガスの排出量が多い航空輸送業界は、輸送部門において最大の課題の一つとされてきました。SAFへの投資は、罪悪感のない空の旅を実現させる大きな一歩となるでしょう。

参考記事
>>https://www.euronews.com/travel/2022/05/16/trailblazing-net-zero-transatlantic-flight-powered-by-cooking-oil-to-take-off-in-2023
>>https://www.digit.fyi/first-net-zero-transatlantic-flight-2023-global-first/
>>https://www.gov.uk/government/news/first-ever-net-zero-transatlantic-flight-to-take-to-the-skies-in-2023

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