環境と開発に関するリオ宣言とは?アジェンダ21やリオ+20との関係性を解説

1992年に地球サミット(国連環境開発会議)にて採択され話題を呼んだ「環境と開発に関するリオ宣言」。アジェンダ21、気候変動枠組条約、生物多様性条約、森林原則声明の4つの取り組みやリオプラスについても解説していきます。

目次

環境と開発に関するリオ宣言とは

「環境と開発に関するリオ宣言(リオ宣言)」とは、1992年にブラジルのリオデジャネイロにて開催された地球サミット(環境と開発に関する国際連合会議)にて採択された5つの宣言・条約のうちの1つです。リオ宣言は、国連人間環境会議(ストックホルム会議)で採択された「ストックホルム宣言」の再確認や発展させることを目的に作られました。原則は27項目あります。

リオ宣言の全文はこちらです。

>>環境と開発に関するリオ宣言 (env.go.jp)

※ストックホルム宣言(人間環境宣言)

1972年6月5日~16日の間にスウェーデンのストックホルムで開催された国連人間環境会議(UNCHE)において採択された宣言です。

このリオ宣言を確実に履行するために採択されたものは、「アジェンダ21」、「気候変動枠組条約」、「生物多様性条約」、「森林原則声明」の4つです。これらについては以下で解説していきます。

リオ宣言や同時期に採択された取り組みについての説明

リオ宣言で具体化したアジェンダ21の行動計画

「アジェンダ21」という名前には「21世紀に向けた行動計画」という意味が込められており、同時に採択された「リオ宣言」を実際に行動に移すことを目的としています。1992年、リオ宣言と同時に採択されました。

アジェンダ21について詳しく知りたい方は、こちらのリンクを参照してください。

>>アジェンダ21とは?持続可能な開発のための目標と行動計画を解説 (netzeronow.jp)

大気中のCO2濃度安定化を目指す気候変動枠組条約

「気候変動枠組条約」は1992年5月9日に採択された、地球温暖化防止対策の枠組みを定める条約です。これには具体的な取り組み内容は設定されていないため、毎年開催されている国連気候変動枠組条約締結国会議(Conference of the Parties:COP)で決めていくとされました。今までのCOPでは、1997年に京都議定書、2015年にはパリ協定が採択されました。

京都議定書について詳しく知りたい方は、こちらのリンクを参照してください。

>>京都議定書とは?意義と目標、達成状況、パリ協定との違い (netzeronow.jp)

パリ協定について詳しく知りたい方は、こちらのリンクを参照してください。

>>パリ協定 とは?脱炭素社会の実現に向けた目標と京都議定書との違い (netzeronow.jp)

生物資源の持続可能性を実現する生物多様性条約

「生物多様性条約:Convention on Biological Diversity(CBD)」とは、グローバルな単位での生物多様性の保全や、それらを構成する要素の持続的な利用を目的とした条約です。1992年5月22日に採択されました。

生物多様性条約の本文はこちらです。

>>生物多様性条約 (biodic.go.jp)

植物の保持と利用に関する森林原則声明

「森林原則声明」とは、1992年6月にブラジルのリオデジャネイロで開催された環境と開発に関する国連会議(UNCED)で採択されており、正式名称は「すべての種類の森林の経営、保全および持続可能な開発に関する世界的合意のための法的拘束力のない権威ある原則声明」です。森林問題や林産物貿易問題、緑化問題などの、15の原則から成っています。

リオ宣言とリオプラスの違い

「リオ宣言」のあとでおこなわれた会議に、「リオ+10」と「リオ+20」があります。本章では、それらの違いを解説していきます。

リオ+10とリオ+20の比較

リオ宣言とリオ+10の違い

「リオ+10」とは、2002年9月にヨハネスブルクで開催された「持続可能な開発に関する世界首脳会議(ヨハネスブルクサミット)」のことを指します。リオ宣言が採択された1992年の地球サミットからちょうど10年ということから、「リオ+10(リオプラステン)」と呼ばれるようになりました。アジェンダ21の成果や反省点を踏まえ、次なる取り組みの促進についての国際的同意が示されました。

リオ宣言とリオ+20の違い

「リオ+20」とは、地球サミットから20年経った2012年に、ブラジルのリオデジャネイロで開催されたフォローアップ会議のことです。地球サミットでは現在に至るまでの環境保全や持続可能な開発についての基礎的な考え方を構築しました。そこでリオ+20ではそこからさらに内容を発展させ、過去20年間での変化も交えて各国の代表者が集まり、話し合いをおこないました。

SDGsとリオ宣言の関係性

近年日本でよく耳にするSDGs(Sustainable Development Goals)は、2030年までに達成するべき持続可能な開発目標として誕生しました。

リオ宣言はSDGs誕生に深く関係しています。前の章で解説したリオ+20の成果文書である「我々が望む未来(The Future We Want)」では、持続可能な開発を十分に達成させるためには、環境面や社会面、経済面など、あらゆる側面を統合し、さらに主流に組み込む必要性を示しています。その手段として設定されたのが、SDGsの採択、またMDGs(Millennium Development Goals:ミレニアム開発目標)の後継としたポスト2015開発アジェンダへの統合でした。

※ポスト2015開発アジェンダとは

「ポスト2015開発アジェンダ」とは、MDGs(ミレニアム開発目標)の達成期限である2015年以降の開発目標のことを指します。ポスト2015開発アジェンダとして採択されたのがSDGs(持続可能な開発目標)です。

参照:第1章 地球環境の限界と持続可能な開発目標(SDGs) (env.go.jp)

SDGsについて詳しく知りたい方は、こちらのリンクを参照してください。

>>SDGsとは?目標達成に向けた企業の取り組み事例|17個のゴール別に紹介 (netzeronow.jp)

まとめ|環境と開発に関するリオ宣言は現在に繋がる大原則

「環境と開発に関するリオ宣言」は現在に至る環境と開発の指標の基礎となった重要な原則です。近年地球温暖化が進み、環境への関心が高まってきました。環境保全のために「行動する」ことはもちろん重要なことですが、環境について「知る」ことも大切なことの1つです。脱炭素社会に向けて進んでいく世界で取り残されないよう、個々単位でも企業単位でも努力していきましょう。

脱炭素社会について詳しく知りたい方は、こちらのリンクを参照してください。

>>脱炭素社会とは | 低炭素社会・カーボンニュートラルとの違いを簡単に解説 (netzeronow.jp)

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